ゾーイとの出会い

こんにちは、ママです。今日は10月28日、ゾーイの4歳のお誕生日です。我が家では、誰かのお誕生日には、お祝いのディナーのほかに、朝にはみんなでバースデーソングを歌ってあげるのが恒例です。誕生日を記念して、今日はゾーイとの出会いについて紹介します。

パパとママは、猫が大好きです。いつか家に猫を迎えたいと思っていて、暇を見つけては猫がいるところをいろいろと見て回っていました。そんなことをしながら年越しの準備をしていた12月のある日・・・。ママは出会ってしまったのです。ペットショップのガラス張りの部屋でピョンピョンしていたゾーイに。ちっちゃくておしゃまで天真爛漫で、ちょっと毛がボサボサだけれど、とっても愛くるしい三毛猫でした。

しゃがんでガラス越しに見ていると、こちらへピョンピョン跳んできて、ママの指先に鼻を近づけて遊んだのです。ガラス越しに指を見つけるなんて、こんなに目のいい、そして愛想のいい猫は初めてでした。それからベッドに戻り、満足げにトスッとしゃがんだゾーイの姿を見たとき、ママのハートは打ち抜かれました。車で家に帰るとき、「あの子かわいかったなー」とほわほわーっとしてしまって、電柱をこすりそうになったのも今ではいい思い出です。

ママの様子にパパも興味を持ってくれて、数日後に今度は二人で会いに行きました。先にペットショップへ向かったパパを追いかけていったら、パパもほわほわーっとしていて、こちらを振り向きました。いわく、ゾーイがキャットタワーのてっぺんにちょこんと座って、遠くからパパが来るのを待っていたそうです(笑)。

近くには同じくゾーイ狙いらしいお客さんがいて、ちょっとした心理戦になりました。パパとママは、家で今すぐ受け入れられるか確認したり、購入する生活用品のリストを急いで作ったりと、ペットショップの真ん中で家族会議をして、心を決めました。いざうちの子になると決まったときの嬉しさは、パパもママも忘れることができません。

家での初めてのごはんは、ペットショップで教わったとおりの離乳食、お湯でふやかしたカリカリでした。それまで元気にピョンピョンしていたゾーイが、食べる瞬間に「いいのかな?」というように上目遣いでパパを見た時、なんだか切なくなってしまって、涙が出そうになりました。そうだよね、不安だよね。でも、パパもママもあなたをずっと大切にするから、安心してね、と心から思いました。そのうち、疲れ切ったのか、ゾーイはママの腕の中で眠ってしまいました。人に抱かれて眠ったのは、後にも先にもこのときだけです。

ところで、このゾーイ(Zoe)という名前、ママのお気に入りの名前です。フランスなどで女の子につける名前で、「生きるもの」「命」という意味なんだそうです。PC上ではうまく出せませんが、Zoeのeの上にはウムラウト(¨)がつきます。ほかにもAmber、Tuesday、Aprilなどママが好きな欧米の女の子の名前が候補にあがりましたが、名前の意味に惹かれてZoeに決めました。

ゾーイが来てから、我が家では猫中心の生活が始まりました。パパもママも、家に帰るのが遅くなってしまって、ゾーイに首をかしげて見上げられ、「こんな遅くまでどこに行ってたの?」と怒られたことがありました。ゾーイがママの胸の上に座ってくつろいでしまって動けず、後から帰ってきたパパの夕食の準備が遅くなってしまったこともありました。遊びが大好きで、なかなかごはんを食べなくて困った時もありました。そんな、幸せと不安が入り交じった気持ちで、4年間が過ぎていきました。

今日まで、幸い大きな病気や怪我もなくゾーイは元気に育ちました。パパもママも、ゾーイと出会えたことは奇跡だと思っています。このおうちに来てくれてありがとう。今晩も大好きな「ちゅ~る」でお祝いしようね。

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