ウーゴの怪我~我が家のヒヤリハット事例

こんにちは、ママです。我が家のウーゴは陽気な性格をしています。男の子だけれど愛くるしくてとてもやさしい子で、ママのお料理しているところやお花が好き。ゾーイがかわいがってもらっているところに遭遇して、「ぼくもかわいがってもらう」とじーっと見てくるところは、本当に、何とも言えずかわいいです。いたずらを見つかって急いで逃げるところや、すべてを信じ切って寝ている時の無防備に投げ出した手を見ていると、まるで幼稚園児みたいだなと思います。

そんなウーゴも大胆な一面があります。そのおかげであわや大けがになりかけたことも何回かあります。そんなウーゴの経験から、今回は、我が家のヒヤリハット事例について、紹介します。参考にしていただければ幸いです。ちなみに、今回の記事には、内容に直接関わる写真は使っていません。やはり、ヒヤリハットの時には写真を撮っている余裕なんかないですしね。ウーゴのかわいい写真をお楽しみください。

袋の取っ手に頭を突っ込む

取っ手のついている紙袋やビニール袋は、よく言われている「危険物」ですね。猫は、取っ手に頭を突っ込むのが好きです。広く開いた口から中を探検すればいいのに、取っ手からの眺めも必ずチェックします。「猫転送装置」といって、養生テープやひもで床に○を作ってあげるといつの間にかその中に猫が入っている、という遊びがありますよね。多分、取っ手も同じように、特別感がある入り口なのでしょう。

でも、自分で取っ手から頭を抜くことはほぼできません。我が家では、ヒヤリとした経験をして以来、ゾーイとウーゴにあげる袋の取っ手は外してしまうか切ってしまい、危険なことがないようにします。また、それ以来できるだけ早くものを片付けるようにしています(なかなかできないときもありますが)。人間の見ていないところで取っ手に頭を突っ込むと、どうなるのでしょう。

ウーゴは、取っ手から頭が抜けなくなると、パニックになってそのまま走り回ります。ソファーの足やキャットタワーに袋をぶつけながら走って、上手に紙袋が破れて取っ手が外れたこともあれば、弾みで爪を剥がして血を出してしまったこともありました(飼い猫の血を見ると、焦りますよね)。買ってきたものを取り出す前のビニール袋の取っ手に頭を突っ込んで走り回り、階段を半分くらい上ったところで捕まえたこともありました。中にまだものが入っている状態だと、それをあちこちにぶつけながら走ることになり、首に大きな負担がかかってしまう危険もあります。

また、フェルト素材で作ったおもちゃで、猫の体の大きさギリギリに作ってあってフィット感がある上に、中に入って遊べるようになっているものがありました。それは横の小さめの穴からじゃらしを入れて遊ぶこともできるものでした。その中に入ってゾーイと遊んでいたウーゴは、なんとその小さな穴から外にいるゾーイに飛びかかろうとして、はまってしまったことがありました。

身動きは取れないし、首は苦しいし、ウーゴは暴れまくりました。たまたまママが見ている前で起きたので、急いで捕まえて、はさみで切って助け出しました。首はしっかりはまっていて、ウーゴは苦しそうでした。首からはさみを入れる隙間をなんとかして作って、暴れているウーゴに傷をつけないように切るのは大変でしたが、一瞬だけおもちゃを引っ張って首との間に隙間を作って、素早くはさみで切りました。助かった後はウーゴは呆然、ママは緊張を解かれてへたり込んでしまいました。ちなみに、下の写真のように紙紐も危ないアイテムですよね。これはママが見ている前で遊んでいたもので、すぐに体から外したので、ご安心を。

スライド式の炊飯器棚の隙間に足が入る

ウーゴは、狭いところを見つける天才です。一時期、台所のキャビネットに付いている炊飯器棚の奥がお気に入りの場所になったことがあります。きっと、ほのかに暖かいところが気に入ったのでしょう。でもスライドするその棚の隙間に足が入ってしまったことがありました。

炊飯器が蒸気を吹き出しはじめたとき、ママがウーゴを出そうとしました。ウーゴは「まだここにいたい」と抵抗したので、棚を目一杯スライドして抱き上げようとしました。スライドとウーゴの抵抗が妙なタイミングで一致して、できた隙間に足が入り、蒸気を噴き出す炊飯器をよけながら抱き上げようとした時に挟まってしまったのです。

ウーゴがシャーッと言うのを、この時初めて聞きました。抱き上げようとすればするほど、ウーゴは痛がって、足を外そうと思ってもびくともしなくて、ママはパニックになってしまいました。ママの叫び声を聞きつけたパパが駆けつけてくれて、ウーゴを助け出してくれました。どうやって助かったのかは分かりませんが、骨折することもなく、足の甲が少し腫れただけで済みました。

腫れただけだったけれど・・・、ウーゴ、ごめんね。ママがもっと上手にやればよかった。それに、こんなことでパニックになっていたら、万が一何かあったときに助けられないよね。ママは自己嫌悪に陥りました。ウーゴの足の腫れは5日ほどで引きましたが、はじめはかばいながら歩いていました。それ以来、我が家では、炊飯器棚のスライドは隙間を空けない程度に引き出して使うようにしています。

爪がカーテンに引っかかる

我が家では、毎週土曜日は「せいけつ検査」をします。ゾーイとウーゴの爪をチェックし、長いところを切っていきます。でも、特定の指は、歯で研いでいるのか、すぐに伸びて鎌のようになってしまいます。そんなとき、ウーゴがカーテンに爪を引っかけ、身動きが取れなくなるという出来事がありました。

ママが台所に入ったとき、ウーゴが、片方の腕を上げて困った顔をしているのが見えました。何してるんだろう?よく見ると、両足とも床に着いていませんでした。カーテンに爪を引っかけたままカーテンの裾に足を取られて、つる下がっているような体勢です。すぐに駆け寄ってウーゴを膝に乗せ、爪をカーテンから取りました。

これも、たまたまママがいたからよかったものの、何時間もこんな体勢だったらどうなっていたかと思うと、怖くなります。調べてみると、最悪の場合、カーテンを取ろうとして暴れて爪が抜けてしまうこともあり得るということでした。大事に至らなくて、本当によかった。これ以降、「せいけつ検査」以外の日も、こまめに爪の伸び具合を見るようにしています。

以上、ヒヤリハット事例を3つ紹介しました。幸いなことに、これまで無人の家の中でこうした事故が起きたことはありません。でも、誰もいないときだったらと思うと、今も背筋が冷たくなります。相手が猫なだけに、どんなことが起きるか分かりません。これからも気を引き締めていこうと思います。