こんにちは、ママです。昨日「スマホ危機一髪!と猫の優しさ」にも書きましたが、ママは洗濯機の隙間にスマホを落としてしまって、大変だったんです。修理依頼をしたところ、最短の修理日が今日(金曜日)だったのですが、スマホが洗濯機の中なので、当日の朝時間の打ち合わせの電話をもらっても取れません。どうしよう、エイ、金曜日は一日家にいることにしよう、とバタバタだったんです。途中で水没疑惑も出てきたし・・・。でも、事情を知った業者さんが昨日の夕方に来てくれました。「スマホないと困ると思って。」ありがとう! 本当に助かりました。次も日立の洗濯機買います!
さて、今日は漫画「ねことじいちゃん」1~7巻の紹介です。「ねことじいちゃん」は、イラストレーターのねこまき(ミューズワーク)さんの作品です。ねこまきさんはほかにも「まめねこ」という作品も書いていて、こちらもパパとママのお気に入りです。
「ねことじいちゃん」は、素朴なタッチの絵が特徴的な、猫の町に暮らすお年寄りと猫たちの交流を描いた漫画です。主人公は元教師の大吉先生と猫のタマ。ゆ~ったりと、豊かな時間が流れていきます。スマホを救出してもらったママも、今日はゆ~ったりとした気分でこの記事を書いています。
ママは以前、ママのママにこの漫画を紹介しました。目が悪くなってきて本の活字を読むのが大変なママのママですが、この漫画は「懐かしいね。ここに出てくる話は全部感覚として分かる。」と言って、眼鏡をかけて、当時出ていた6冊全部を読み切りました。絵も文字も大きかったのがよかったのだと思います。ママが面白いと思ったものを共有できない日が続いていたので、「ねことじいちゃん」の感想などをお話しできて、とっても嬉しかったです。
さて、大吉先生は、妻の佳枝さんを亡くしています。二人のかすがいは、庭先で保護したタマ。2日間にわたる大吉先生夫婦の喧嘩を、瀕死の状態のタマが解決しました。佳枝さんは亡くなる前、タマに大吉先生のことを頼みます。タマは、それ以来、大吉先生の面倒を見ています。大吉先生のことを、「一人で散歩にもいけないのだから、ほんとに世話がやける」と思っています。ママも、ゾーイとウーゴにそんな風に思われているのかしら(笑)?
大吉先生にはたくさん友達がいます。向かいの家の巌さん、近所に住むたみちゃんと弓子さん、郵便配達のさとし、診療所の小野田先生とさとみちゃん。喫茶店「海猫」に新しく入ったマスターの姪の美智子さんや、本土から研修医として診療所に入った若田先生。田舎の島ですが、若い人がたくさんいて活気があります。
巌さんは猫嫌いです。猫が嫌いと言ってはばかりません。猫が近づこうとすると、邪険にします。でも、猫は巌さんが大好き。だって、朝釣ってきた新鮮なお魚をさばいて分けてくれるんですもの。お魚がなくなると、巌さんは台所へ行って、もっと切ってきます。巌さん、本当は猫が好きなんじゃないの?
たみちゃんと弓子さんは犬猿の仲。会うと大声でけんかを始めます。でも、たみちゃんは本当はさみしいのです。家族を全員看取ったのに、自分にはお迎えが来ない。「そろそろあの人のところへ行きたいのよ」とたみちゃんは言います。
そんなたみちゃんに弓子さんが泣きながら言います。「あんたがおらんくなったら、わたしゃ誰とケンカすればえーのよ!!」たみちゃんは、弓子さんが見送ってくれるの?と心が溶けていくようです。すると弓子さんの言った一言が・・・!最後には、私が!私が!とまた言い合いになります。あ~あ(笑)。どうぞ、気のすむまで元気にけんかしてくださいな、二人とも。
島のお楽しみのひとつは、ハロウィン。老若男女、手持ちのもので仮装して集まります。診療所の小野田先生は、卒塔婆を背負って三角の天冠をつけ、幽霊に仮装しています。先生、お似合いですよ(笑)。でも、こうなると、ハロウィンだか何ウィンだかわからなくなりますね。
大吉先生のお料理も、垂涎ものです。土鍋で炊いた豆ごはん、佳枝さんが作っていた雀寿司、いただきもののとれたての玉ねぎで作った肉詰めの玉ねぎと玉ねぎサラダ・・・。レシピが載っているものもありますが、手が込んでいます。どれもおいしそう。ママもこの冬休みに作ってみようかしら?
島では、人も猫も、こんな感じでゆったり暮らしています。大吉先生の子どもの頃の話や、佳枝さんとの出会いと結婚、巌さんの家族など、ゆったりとした時間の中で、一人一人の一生が色濃く存在しています。若い二人がどうなるかも楽しみ(意味深)。ママもそんな濃密な時間を、家族4人で過ごしていきたいと思います。
この漫画は、岩合光昭さん監督、立川志の輔さん主演で映画にもなっています。映画はまだ見ていないのですが、いつか見てみたいと思っています。ねこまき(ミューズワーク)さんのツイッターはこちら。
書籍情報
ねことじいちゃん ねこまき(ミューズワーク) 株式会社KADOKAWA 2015年
ねことじいちゃん2 ねこまき(ミューズワーク) 株式会社KADOKAWA 2016年
ねことじいちゃん3 ねこまき(ミューズワーク) 株式会社KADOKAWA 2017年
ねことじいちゃん4 ねこまき(ミューズワーク) 株式会社KADOKAWA 2018年
ねことじいちゃん5 ねこまき(ミューズワーク) 株式会社KADOKAWA 2019年
ねことじいちゃん6 ねこまき(ミューズワーク) 株式会社KADOKAWA 2020年
ねことじいちゃん7 ねこまき(ミューズワーク) 株式会社KADOKAWA 2021年