猫のお手入れ②~歯石と歯磨き

こんにちは、ママです。今日も我が家のゾーイとウーゴはパワー全開。いつもの遊びの時間を今か今かと待っています。ママもやる気全開。今日こそ二人の歯磨き作戦を展開しようと思い、虎視眈々とチャンスを狙います。

猫の歯磨きって、やっていますか?ゾーイとウーゴが慣れるまでは、引っかかれたり噛まれたり、抵抗されました。でも、歯周病から大きな病気を引き起こすこともあるとのこと、パパとママは頑張っています。そんな訳で、今回は、猫の歯磨きのしかたを紹介します。猫ちゃんの歯磨きにお困りの方、やってみようとは思っているけれど躊躇している方に、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

ゾーイが我が家に来たばかりの頃、本やインターネットで猫の飼い方をいろいろと調べていました。そんな中、猫にも歯磨きが必要だという記事をいくつか読み、ママはびっくり。ねこにも歯磨きが必要なんだ。ママが子どもの頃に飼っていたシャムちゃんは、歯磨きなんか一度もしたことないぞ。時代は変わったもんだな、と思ったものです。

読んだ記事には、猫にも歯周病があり、放っておくと、ごはんを食べられなくなることもあるともありました。命に関わるんですね。特に、ウェットフードを食べている猫ちゃんが、歯石が付きやすいんだそうです。ママのシャム猫ちゃんはウェットフードを食べていたので、確かに少し歯石が着いていました。寿命を全うするまで何事もなくすんで、本当によかった。

また、猫の歯石は3日でできるんだそうです。人間みたいに3ヶ月に一回歯医者さんで検診+歯石除去をしてもらえばいいのとは全然違う。それに、人間のように我慢ができない猫は、通常、歯石除去に全身麻酔が必要なんだそうです。ひえ~。ゾーイとウーゴに全身麻酔なんてさせられない。と恐れおののいたママは、かかりつけの獣医さんに歯磨きのことを相談してみました。

獣医さんには、「まず、口の周りを触って嫌がらなくなってもらうのがスタート。そこから歯磨きシートで歯を拭いてきれいにすることができれば80%OK、歯ブラシを使って磨くのはそこからですね。歯ブラシを使うときには、噛ませたり遊ばせたりして馴らすことから始めます。」と言われました。そうか。サラッと言われただけに、簡単そうに聞こえる。これならできるかも。

獣医さんには他にも、「毎日磨くのが理想だけれど、慣れるまでは歯石ができる3日以内に磨くこと」とも言われました。そうか、どんなに遅くとも3日以内に磨ければ、歯石ができるのを防げるということか。

早速歯磨きシートを買ってきて、獣医さんに教わったとおり、ゾーイの口を触ることからはじめました。パパとママを信じきっているゾーイは、素直に触らせてくれました。ちょっと嘗めてくれるし、何度やっても怒りません。な~んだ。簡単じゃん。この調子でいけば、歯ブラシを使った歯磨きも問題なくできるかも。

と思ったのですが、現実はそんなに甘いものではありませんでした。ゾーイは、パパの指に巻いた歯磨きシートが口の中に入ると、手を使って指を出そうとしました。パパの指がゾーイの小さなお口には大きすぎたのかと思い、ママの指でやってみたのですが、結果は同じ。お口を開けたくないのに何か突っ込まれたのが嫌だったのでしょう。

そこからは、方針変更。地道にゾーイのお口を触るところまで戻って、訓練再開です。やはりこれは上手にできるので、早々に歯磨きシートを指に巻いて歯磨きをするステップへと進みました。「ゾーイ、歯磨きし、よ、う~♪」と歌を歌ってリラックスさせながら、指を入れていきます。でも、これはやはり抵抗されます。おまけに、パパもママもゾーイの歯のどこを拭けばいいのか分からず、比較的簡単な門歯やキバ(犬歯)を丁寧に拭くばかり。奥歯まで指を伸ばすと、イタタ、嫌がるゾーイに噛まれてしまいます。

そんな現状を打開したのが、パパでした。歯磨きはパパが率先してやってくれていたのですが、指を奥まで入れることに成功したのです。何でも、奥に指を入れると、ゾーイがカミカミしてくれるようになって、指を奥歯の外側に当てるようにしたところ、奥歯を拭くことができるようになったとのこと。パパ、やったね!

ママも教わったとおりにやってみました。でも、ゾーイはママには遠慮がないのか、ママがヘタなのか、ゾーイがカミカミするたびに、奥歯で噛まれてしまい、取り出したシートはボロボロ・・・。ママの指はちょっと血が出たこともあったけれど、そんなことを繰り返すうちに、ママもコツをつかんでいきました。奥歯の外側外側、キュッキュッキュッ。ゾーイも慣れてくれたので、よかった。

ウーゴが家に来たときも、同じステップで歯磨きに慣れてもらいました。ウーゴにも、リラックスしてもらうために「フンフフンフンフ~ン♪」と鼻歌を歌いながらやっていきます。ほーら、何でもないことなんだよー。でも、ウーゴの方がゾーイよりも潔癖だったようで、お口を触るのも「なにするですか?」と驚かれたり、お口の中に指を入れるのを拒否されたりしました。だんだん慣れていくウーゴと、「外側外側、キュッキュッキュッ」のパパとママ。程なくして、ウーゴも趣旨を理解してくれたようで、お口に指を入れられるのを少しだけ我慢してくれるようになりした。

ウーゴの方がマイルドな性格で、ゾーイみたいに奥歯で噛んだりしませんでした。でも、やっぱり奥の方は苦手らしく、今でも苦労します。ちなみに、奥歯は外側がきれいになればOKという記事も読んだことがあります。食べかすは外側に付きやすいというのが理由のよう。口を開けさせて内側をやるのはほぼ無理だから、付きやすいのが外側でよかった。

さて、次はいよいよ歯ブラシを使っての歯磨きのステップです。我が家で選んだ歯ブラシは、人間のものと同じ形で、猫用の小さなヘッドのものにしましたが、他にも指サックの先に歯ブラシが付いていて、指にはめて使うブラシもありました。猫が嚙んで柄を折ってしまうことがあるのでしょうか。「心も柄も折れない歯ブラシ」なんていうものもあって、笑ってしまいました。

まずは、歯ブラシと一緒に買ってきた猫用歯磨きペーストを、閉じたお口にちょっとだけつけてみました。おいしそうなチキン味のペーストは、二人ともペロッとなめ取り、受け入れてくれたようでした。次に、歯ブラシにペーストをつけてなめさせてみました。二人とも、歯ブラシを両手でつかんで奥歯でカミカミしています。おっ、これは、歯ブラシで歯磨きする日も遠くない、とパパもママも期待しました。

でも、どんなに小さなお口の猫用に設計された歯ブラシでも、やはり大きすぎるみたいで、手を使って出そうとしてしまいます。そうだよな、どんなに小さくてもカリカリ一粒より大きいもんな。でも、頑張ってタイミングを見ながら歯ブラシを奥に入れ、奥歯の外側をキュッキュしていきます。ゾーイとウーゴも頑張ります。

家族4人で頑張ってきた歯磨きですが、今は歯磨きシートに戻っています。歯ブラシは、やはり難しい。無理にやってやらせてくれなくなると困るし、汚れが取れなければ意味がないので、シートに戻しました。歯ブラシはまだ練習中。ゆっくり頑張っていこうね。

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