猫のお手入れ③~爪切り

こんにちは、ママです。皆さんの猫ちゃんは、ニャントークに反応しますか?ニャントークとは、猫の鳴き声を翻訳するアプリです。声のトーン、長さ、鳴き方などによって、「ご飯ちょうだい!」「外に出して」「しあわせ!」など、猫の気持ちを教えてくれるんだそうです。「しあわせ!」とか「恋しているの!」とか言われたら、最高ですよね!

我が家のゾーイとウーゴに試してみたのですが、結果は惨敗。ゾーイは元々めったに鳴かないし、ウーゴは鳴き声が小さすぎてアプリが反応しませんでした(泣)。まあ、「オマエキライ」と言われた訳ではないので、いいとしましょう。鳴き声なんか翻訳しなくても、ママはゾーイとウーゴの気持ちは分かるもん。でも、ちょっとうらやましい・・・。

さて、動物病院で爪を切ってもらっている猫ちゃんは多いのではないでしょうか。我が家では、ママが子どもの頃飼っていたシャム猫ちゃんの爪切り担当だったので、コツを知っています。なので、ゾーイとウーゴの爪切りも、ママがやっています。今回は猫のお手入れの一つ、爪切りのしかたを紹介します。

ママが子どもの頃から使い慣れている爪切りは、このようなギロチン型のものです。縦長に開いている穴に爪を縦に入れ、開いている取っ手を縮めるとギロチンが落ちてきて、爪がスパンと切れるというものです。見た目ちょっと怖そうですが、成猫の大きな爪もきれいに切れます。この爪切りは、シャム猫ちゃんが生きていた15年間、一度も買い換えることなく使っていました。

この爪切りはどちらの方を手前にして持ってもいいものですが、ママは写真のよう持ち方だと手になじみます。爪を切るときには、「外側(手の甲側)を長めに、内側(手のひら側)を短めになるように、爪切りを斜めにして切る」というインターネットの記事を見たこともありますが、ママはあまり気にしません。ママと同じ方を向くようにして膝の上に座らせ、切り始めます。

猫の爪は指のお肉を包んでいるタマネギのようなもので、かまぼこ形をしています。爪が伸びてくると(あるいは猫が爪を研ぐと)、両側から剥けてきます。放っておくと中心の爪が鋭くとがってくるので、そうなる前に切る必要があります。切るときには、指のお肉の2~3mm先を切ると言われています。ママはちょっと長めに切っているかも。くれぐれも指のお肉を切らないように、横から見て場所を決めます。

切る順番は、やりやすい順番でいいと思いますが、ママは小指→親指のセットを、右手、左手、右足、左足の順で切っています。手の親指は嫌がる傾向にあるので、注意が必要です。嫌がるときには、爪切りから手を引き出そうとします。そうなったら、爪切りを一回離した方が良さそうです。

切っていると、指によって長さや摩耗具合が違うことが分かります。中指や人差し指が比較的鋭くとがっていることが多いと思います。きっとよく使う指なんですね。逆に使っていない指は、短いまま外側の爪が剥がれずに残っているので、こうした場合は無理に切りません。

切る頻度は、全部の爪ではありませんが、1週間に一度チェックをして、長い爪を切るくらいでしょうか。1週間に一度チェックをすると、必ず一本は鋭くなった長い爪があります。その他、動物病院に連れて行く前には、獣医さんや看護師さんに怪我をさせないよう、チェックします。

ちなみに、この爪切りにはヤスリもついていて、切ったときにできるささくれを処理できます。ゾーイとウーゴはささくれができませんが、子どもの頃飼っていたシャム猫ちゃんはよくささくれができたので、これで取ってあげたものです。

ゾーイとウーゴが赤ちゃんだった頃には、小さいはさみ型の爪切りを使っていました。ママは慣れていたので、大きいギロチン型の爪切りでもよかったのかもしれませんが、子猫の爪は柔らかいので、大きい爪切りだとちょっと怖いなと思って、小さいものを使っていました。小さいものだと、切る位置がよく見えます。

ただ、成猫になってからは、小さいものだとパワーが足りなかったのか、切れ味が鈍ってきていたのか、振動が指に伝わっていて不快なようでした。そんなときは二人とも手がしびれるのでしょうか、手を振りながらよけていました。子どもの頃、肘の内側の出っ張った骨を強くはじいてシビれさせて遊んだことはありませんか(ママだけかも)?ちょうどそんな感じなのかもしれません。

大きい爪切りは、振動もなくスパンと切れるので、二人とも嫌がりません。でも、爪が穴に斜めに入っていたりすると、振動が発生するようで嫌がるので、まっすぐに入れるようにします。

ゾーイとウーゴは、多分爪切りがそんなに好きではありません。ほんのわずかに残っている狩猟本能が脅かされると思うのでしょうか、時々抵抗されます。きっと、ニャントークが使えたら、「それやめて」と言われそうです。使えなくてよかった。

「ウーゴの怪我~我が家のヒヤリハット事例」の記事にも書きましたが、猫の爪は長いまま放っておくと、カーテンにひっかかって取れなくなるなどの事故にもつながります。また、鋭い爪で引っかかれると、その部分が炎症を起こすこともあるそうです(そうなったら皮膚科に行ってくださいね)。切った後には、必ず二人とも「や~ね」といった感じで歯で爪をお手入れし始めますが、ママがやる爪切りも必要なお手入れ、我慢してもらうしかありません。二人とも、頑張ろうね。