こんにちは、ママです。最近、ゾーイとウーゴの甘えが止まりません。どうしちゃったんだろう?ゾーイはパパのところへナデナデをしてもらいに行く回数が増えたし、ママにもいつもより長く抱っこさせてくれます。ゾーイ、いいにおい。女の子のにおいがする。ウーゴだって、クルンクルン言いながらくねくねしたり、ママの後をついて回ったります。ママはウーゴのことも抱き上げて、「猫吸い」します。
ちなみに、「猫吸い」というのは、猫の体に顔を密着させて、においを嗅ぐことなんだそう。確かに、ママはゾーイにもウーゴにもやっています。ゾーイは女の子のにおい。ウーゴもお日さまのいいにおい。肉球はよくポップコーンのにおいがすると猫飼いの中では言われていますが、本当にその通り。
でも、我が家では二人をお風呂に入れたことがありません。じゃあ、何でこの記事なの?と疑問に思う方も多いと思います。確かに、浴室や洗面台でお風呂に入れたことはないのですが、二人とも、体をきれいに保つことができています。だからこそ、お風呂に入れることはしていないのですが、猫用ボディタオルやドライシャンプーは使っています。今回の記事は、そうした「お風呂」の入り方について、紹介します。
ゾーイが家に来た時、今後お風呂に入れるかどうか、パパと話し合ったことがあります。その時、お風呂に入るメリットとデメリットを以下のように分けました。
<メリット>
・長毛種だから、抜ける毛の量はすごいだろうし、定期的にお風呂に入れたら、ブラッシングで取れない毛が抜ける
・体をきれいに保つことができる
・清潔は健康につながる
<デメリット>
・我が家は寒いので、風邪をひいたら困る。
・お風呂場は、パパとママと二人でゾーイを洗うには狭く、暴れられたら対応しにくい
・かといって一人で洗うのも自信がない
・お風呂に入れてから「実は水が大嫌い」だと分かったら困る(手順によっては最後まで突っ走らなければならなくなる)
・シャンプーの泡でモコモコになっているときに暴れたり鳴かれたり(泣かれたり?)したら困る(それでも泡は流さないといけないから)
・ドライヤーの風や音を怖がったら困る(それでも乾かさないといけないから)
・顔まで洗うのは自信がない(目に入ったら、どうしよう?)
・耳に水が入ったら、どうしよう?
子どもの頃に飼っていたシャム猫ちゃんは、水が大嫌いで、この子は体に水滴がついただけでもダッシュして逃げ、お風呂場へは絶対に立ち入らないような子でした。そのため、生きていた15年間一度もお風呂に入ったことがありませんでした。パパとの話し合いの結果、メリットに対してこれだけデメリットがあるんだし、とりあえず夏になるまで待って、その間は1週間に一回、猫用ボディタオルで体を拭くようにしようと決まりました。
そのうち、ゾーイは水に抵抗はないこと、体臭が強くないこと、むしろいいにおいがすることが分かりました。そこで、半ばなし崩し的に、ゾーイはお風呂には入れないことになりました。それと時を同じくしてウーゴが家族になりましたが、ウーゴもお風呂に入れず、ボディシートで体を拭くことにしました。獣医さんに相談もしましたが、無理に入れなくてもいいですよ、とのことでした。
トリートメント成分が入っているボディシートもありますが、それがどのくらい負担になるかわからないため、我が家ではそのような謳い文句のないものを選んでいます。また、ゾーイがウンチを尻尾につけてしまったときのために、ドライシャンプーを用意して、必要に応じて使うようにしています。
まず体全体(毛の部分)を拭いてから、手足を拭いていきます。顔は二人の洗顔に任せ、触りません。いったい二人ともどこを歩いているのか、手足が真っ黒になることもあります。あ、これはママの掃除不足ですね。でも、とんでもないところから、二人連れだって出てくるところを見たこともあります。
肉球をパァーッと開き、くすぐったいのでしょう。ゾーイからは「う~ぐるぐるにゃ~」と抗議の声が上がります。ウーゴは黙って我慢します。が、ウーゴの場合爪の中や爪の脇にウンチがついていることがあるので、取れる範囲で取っていきます。ウーゴはプライドが許さないのか、このときだけは抗議します。
ちなみに、猫は、体をなめることで体をきれいにするとともに体温を下げると聞いたことがありますが、ボディシートは舌でなめるよりも体がひんやりするらしく、抵抗します。寒いのかな?気持ちよくないのかな?
ドライシャンプーは、ゾーイの尻尾やお尻にウンチがついたときに使います。ただ、こうしたときにはゾーイは恥ずかしがって逃げようとするので、手早く済ませるために、肛門などから遠い場所のものは動物用はさみで毛ごと切り取ってしまいます。
一度だけ、ウーゴをお風呂に入れたことがあります。といっても我が家で入れた訳ではありませんが。ウーゴが耳の後ろを掻き下してしまったことがありました。獣医さんから塗り薬を頂いたのですが、治ってくるとまた掻いてしまい、なかなか治りませんでした。エリザベスカラーを巻いて一ヶ月以上過ごし、やっと治ったのですが、その間にお薬を塗り続けたウーゴの頭と首は、油分でベトベトになってしまっていました。油分で束になったウーゴの毛もかわいかったのですが、そんなこと言っていないで、なんとかしないといけません。
見かねた獣医さんが、「これはお風呂に入れて取るしかないですね。穏やかなこの子ならお風呂に耐えられるかもしれない。家で入れる自信がないのなら、引き受けてくれそうなトリマーさんの当てがあるから紹介します。」と言われ、お風呂に入ることになったのです!
当日、サロンに連れて行き、ウーゴを預けました。ウーゴはキャリーケースをトリマーさんに渡しても、おとなしくしていました。サロンの事情でお風呂の様子は見ることができないと言うことだったので、「くれぐれもよろしくお願いします」と言ってしばらく近場で時間をつぶすことにしました。2時間くらいかかると言うことでしたが、ママはウーゴが耐えられないかもしれないと思い、心配でしかたありませんでした。
でも、2時間足らずでサロンから連絡があり、無事に終わったこと、ウーゴは終始いい子だったことを聞きました。何でも、おなかを触っても全然平気だったけれど、足の時だけ少し嫌がられたとか。
そうです。ウーゴは(ゾーイもそうだけれど)おなかを触らせてくれるんです。ママの時には、足も触らせてくれます。きっと、お外の人に足を触られるのは嫌だったのでしょう。帰ってキャリーケースから出てきたウーゴは、石けんのいいにおいがしました。ゾーイもクンクンにおいをかぎに来ました。
それ以来ボディシートのみの日が続いていますが、二人とも猫のいいにおいがします。キャットタワーのハンモックでは、二人とも安心して毛繕いしています。それでいいんですね。ゾーイ、ウーゴ、今日もまた、「猫吸い」させてね。