猫と災害対策④~洗濯ネット、首輪、迷子札、ハーネス、その他

こんにちは、ママです。「猫と災害対策」シリーズ4回目です。前回までの記事で、「決定版 猫と一緒に生き残る防災BOOK」の他、最低限必要なものとして、ごはん、おやつ、お水、ペット情報カード携帯トイレとソフトケージ、キャリーケースについて紹介しました。今回は、非常時に獣医さんに行くときに必要になる洗濯ネットの他、迷子にならないため・迷子になった時のための首輪や迷子札、ハーネスについて紹介します。

洗濯ネット・首輪・迷子札

よく、獣医さんが嫌いで診察時に暴れてしまう猫は、洗濯ネットに入れていくといいと言いますよね。猫は視界を遮られたり体を包まれたりすると、おとなしくなります。また、洗濯ネットは網目だらけなので、診察は獣医さんをひっかいたり噛んだりすることなくできるし、注射や点滴が必要な時には網目からできます。

非常時には二人ともいつもよりも気が立っているだろうし、どんな動きをするか、わかりません。だから、連れて行くときには必ず洗濯ネットに入れていこうと決めています。ためしに二人を洗濯ネットに入れてみたところ、何をされているのかわからないようでしたが、おとなしくしていました。外からじゃらしで誘ってみたら、ウーゴなんかうれしくなってしまって飛びかかってきました。白い洗濯ネットがコロコロ転がって、かわいい♡これからも、慣れてもらうために中に入れて遊んでおこう。

首輪は、二人とも普段はしていないのですが、迷子札をつけるのにちょうどいいので、災害用に準備してあり、災害が起きたらまず首輪をつけようと決めています。首輪は非常用持ち出し袋のポケットに入れて、いつでも取り出せるようにしてあります。

首輪を取り出すことができるということは、ゾーイとウーゴが逃げ出していないということだと想定していますが、それでも油断は禁物。ソフトケージへ移動させるとき、ソフトケージにご飯やお水を入れるとき、キャリーケースへ移動させるときなど、逃げ出す隙はたくさんあります。普段とは違う状況なので、こちらがいくら注意していても興奮した二人が逃げ出してしまう危険があります。

二人ともマイクロチップは入れてありますが、首輪に連絡先が書いてあればなお心強い。見つけてくれた人が、より速く、より確実に連絡をくれると思います。迷子札は、軽いプラスチックのボタン(糸通しの穴が開いていないもの)に猫の名前、飼い主の名字、携帯番号が彫ってあるものです。

連絡先を書いた紙をカプセルに入れて首輪に付けるものだと、カプセルのスクリューが外れた時に紙を落としてしまうし、そもそも見つけた人がそれが連絡先だと気付かないこともある。連絡先を直接ペンで書くものだと、ぬれた時や泥で汚れた時に見えなくなってしまう。いろいろ考えていきついたのが、この迷子札です。他にも、皮に型押しするものや、重さを気にしなければ金属製のものもあります。

首輪は、引っかかった時に簡単に外れるようになっているバックル型のものですが、これを落としてしまったら、マイクロチップに頼るしかありません。でも、どこかに引っかかっても首輪が外れずに窒息してしまったら大変だから、大きな決断でしたが、バックル型のものにしました。猫はそんな事態になるときっと大暴れするでしょうし。

首輪を買った時、長さを調節するために二人につけたのですが、二人ともとっても不快だったらしく(笑)、激しく抵抗されました。ウーゴなんか、つけるにはつけたけれど、テレビの後ろに隠れてしまいました。ごめんね、いやだよね。でも、ゾーイとおそろいの、グレー地にお花模様の迷子札、ウーゴのグレーの毛にとっても似合ってるよ。ちょっとずつ慣らしていこうね。

長毛種のゾーイは、首輪をすると毛に埋もれてしまいます。しまった、これは想定していなかった。かろうじて迷子札が見えているので、それに賭けよう。災害でゾーイが逃げてしまったとき、ちゃんと見つけてもらえますように。迷子札に気づいてもらえますように。いや、それ以前に、ゾーイが逃げ出しませんように。いやいや、そのもうひとつ前に、どうか災害が起きませんように。

ハーネス

ハーネスは一応用意してありますが、もしかしたらあまり出番はないかもしれないな、と思っています。というのは、災害時に獣医さんに行くときには洗濯ネットに入れていくつもりなので、そこから逃げ出すことはできないし、災害時にはまず迷子札のついた首輪を使う想定をしているからです。

でも、ハーネスの出番は少ないかもしれないけれど、新しいものを買おうとも思っています。というのは、二人とも体が大きくなって、胸でとめるマジックテープが届かなくなっているからです。確かに、今あるものは二人が小さいころに買ったものだしな。高い買い物ではないし、必要になるかもしれないので、二人の体に合ったものを新調する予定です。

ハーネスを使う時は、テントや車の中で時々体を動かして発散するためにソフトケージから出すときに首輪と併用しようと、今のところは思っています。テントや車の中では、逃げ出さないようにリードもつける予定ですが、リードの長さ以上に動こうとするとき、ハーネスを使って胸で止まった方が、首輪を使うよりも苦しくないとも思います。

ネット通販サイトを見ると、胸を圧迫しないように胸を覆う部分は布を広くとってあるものや、息苦しくないように襟ぐりが大きく開いたもの、脱げないように首と胴の2か所で止めたり背中側で止めるものなど、いろいろと工夫されています。以前二人にハーネスを付けた時は首輪の時ほど抵抗がなかったので、つけること自体は問題ないのですが、どんなものがいいのかしら?

サイトを引き続き見ていきます。あ、かわいいピンクのハーネスにお花の刺繍がついたリュックがついてる。いいな~これ。ゾーイに似合いそう・・・。いやいや、災害用だから、かわいさ重視はダメ。ついかわいいものに目が行ってしまうママは自分に言い聞かせます。よく見れば、そのハーネスは紐タイプでした。体の動きは制限されないけれどこれだと脱げてしまうかもしれないので、ちょっとうらやましいけど納得して却下。まだどんなタイプのハーネスがいいか決めかねていますが、早めに決めて揃えようと思います。

その他

これで、ゾーイとウーゴのための災害用品はほぼそろいましたが、その他人間にも使えるものとして、ウェットティッシュ、防寒・防暑シート、毛布、タオルなどがあります。ラップで食器を覆ってその上にご飯をのせれば食器を洗わずに済みますが、我が家ではそれは人間用。非常時に誤食しても困るので、ゾーイとウーゴには使いません。代わりにウェットティッシュで食べ終わったお皿を拭こうと思っています。

また、二人が遊ぶおもちゃも我が家の災害用品のバッグには入っています。二人が好きなじゃらしの新しいものと、ゾーイが赤ちゃんの時に使っていたボールとおネズ。少しでも二人がいい気持ちになって、一瞬でも災害を忘れてリラックスしてもらえるように、好きなものを入れてあります。

ここまで、我が家で揃えている猫のための災害用品を紹介してきました。未だに悩むところもありますが、これが我が家の現時点でのベストです。首輪とハーネスについては、脱走防止と二人の快適性を両立するためにはどうしたらいいのか(どちらにした方がいいのか)、未だに悩んでいます。

我が家では、洪水よりも地震のリスクがあるのですが、災害が起きたら在宅避難もしくは庭にテントを張っての避難と決めています。そのため、これらの記事で紹介する災害用品は、避難所での生活を前提としていません。これらの記事で紹介するほとんどのものが避難所でも必要になると思いますが、個別にはそれぞれの事情に合わせて考えていただけると幸いです。

災害用品で悩んでいる猫飼いさんのお役に立てますように。

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