ゾーイとウーゴの甘え方

こんにちは、ママです。猫は種類によって性格に違いがあるといいますよね。ゾーイは大人っぽい・穏やかと言われるノルウェージャンフォレストキャットとメインクーンのミックス、ウーゴは人が大好きなアメリカンカール。甘え方が全然違います。

ゾーイは空気を読むのが得意で、甘えてもいいんだと思った時には控えめに甘えます。遠くから見つめてくるのも、甘えている証拠です。目が合うと「お鼻でチュー」をしてくれることもあります。この「お鼻でチュー」の時の、軽く目をつぶって顔を上げる仕草、何度やってもらってもかわいすぎて悶絶します。パパは、ウーゴが家に来て以来、毎朝ゾーイだけの時間を作って、ドアを閉めた部屋の中で二人っきりでナデナデしています。

パパは、このためにNHKで放送している岩合光昭さんの番組「世界ネコ歩き」を見て、猫が気持ちよく感じるなで方を研究しています。なので、ゾーイはパパがしてくれるナデナデが大好きです。パパがいると、トコトコ走ってきて机に飛び乗り、うっとりと顔を上げてナデナデを催促します。ウーゴは初めの方こそ「ぼくもお部屋に入れて」という様子でしたが、今はゾーイとパパだけのそのとっておきの時間を認めてあげているようです。

パパとゾーイはまるで人間の父親と娘のようだけれど、ママとゾーイの間にも赤ちゃん時代からの特別な絆があります。ママがどこで何をしていてもついてきて、そばで見守ったり眠ったりしてくれます。お願いごとがあるときには、遠くからじっと見つめてきます。意味ありげに見つめられる時は、ママの思っていることをわかっているんだなと感じます。一方、獣医さんでの治療やトリミングサロンでのお手入れなどでママが待合室に出されてしまうと、とたんに臨戦態勢に入り、獣医さんを脅したり、トリミング台から飛び降りてトリマーさんを慌てさせたりします。

そんなゾーイがどうにもかわいそうで、爪切りやブラッシングはもちろんのこと、トリミングサロンにお願いしていた肉球の間や肛門周りのバリカン刈りは全部、我が家でやるようになりました。ゾーイは幸いフケも油分もそんなに出ないので、お風呂の代わりに週一回程度のペット用ボディタオルで済ませます。歯磨きはパパと二人がかりです。ゾーイにとってイヤなお手入れもあり、時々奥歯で噛まれるけれど、ママとの絆は、そんなところから来ているのだと思います。でも、パパは噛まれないないんだよなぁ。やっぱり、パパは恋人みたいなものなのかなぁ。

ウーゴは「お鼻でチュー」はめったにしません。でも、「甘えるのはぼくの当然の権利」という顔をして、パパの上を通ってママのところに来て、「この手でぼくの頭をなでるのです」というように、鼻先で手をグイッと持ち上げます。空気なんか読みません、思った時に行動します。でも、満足してどこかに行きかけても、逆にママが「必殺!ナデナデ攻撃」を仕掛けると、気が変わってママのおなかの上で喉をゴロゴロさせます。また、ウーゴは、ママが話しかけるとお返事をします。クルル、とも聞こえることもあれば、ニャ、の後にサイレントニャーをするという合わせ技でお返事することもあります。根っからの甘えん坊さんです。

ウーゴはナデナデして欲しいとき、「ここで、ね、ね!」と場所を指定されるときがあります。何かこだわりがあるのでしょうか。こんな時は、人の顔を見て後ずさりしながら、指定の場所でのナデナデに誘われます。こんなひょうきんなこと、猫ってするんですね。

ウーゴとパパの関係は、男同士だからでしょうか。時々微妙な緊張感に包まれることがあります。そのくせ、パパの抱っこ(パパの肩の上におなかからよりかかり、肘をつく)が大大大好きです。パパの体が温かいのと、視界が高くなって、世の中がよく眺められるからかもしれません。また、パパは朝ご飯当番なのですが、そのときには熱烈歓迎されています。早く朝ご飯が欲しくて眠っているパパの上にジャンプしてスリスリしたりもしますが、パパは大変なようです。

ストレートでわかりやすい甘え方のウーゴも、ツンデレなゾーイも、3歳を過ぎてからは効率よく甘えるための微妙な加減(笑)が身についてきたようです。少し寂しい気もしますが、無理をしないのは家族の証拠、絆の太さなんだなと思う今日この頃です。

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