こんにちは、ママです。今日、いいことがありました。ゾーイとウーゴが「お鼻でチュー」をしたんです。いつもはつかず離れずの距離を保っている二人ですが、どちらかというと、ゾーイの方が友好的で、よくウーゴに挨拶しようとしています。ところが、ウーゴは「人間に対してだけ」甘えん坊なせいか、「ぼくが一番!」と思っていてゾーイの存在を許容しきれていません。ゾーイの挨拶を「やめてよ」と言わんばかりに避けるんです。
でも今日は、ウーゴも「お鼻でチュー」を返していました。もしかしたら、とっさのことでつられてしまったのかもしれません(笑)。やっぱり仲良くしたいんじゃない、ウーゴ。仲良しって、楽しいでしょ?こんなに嬉しい光景だったのに、そんなときに限ってカメラ持ってない・・・。たまたま「その時」を見ることができただけに、残念です。パパにも教えてあげよっと。
今回は、猫のトリミングのお話です。トリミングサロンで猫をやってくれるお店は本当に少ないし、猫にトリミングが必要なの?と疑問に思う方もいると思います。でも、猫ちゃんを怪我から守ったり、清潔に暮らすためには必要だ、とママは思っています。
肉球の間の毛を放置しておくと、毛が飛び出してきて、フローリングで滑って脱臼してしまったりするんだそうです。それに、長毛種のゾーイは、時々ウンチが尻尾についてしまうことがあります。それを事前回避するために、肛門周りのバリカン刈りは欠かせません。
この記事では、肉球や肛門周りのバリカンのやり方について紹介します。猫にバリカンなんて、やるの?と思っている方、必見です。
なお、この記事はゾーイとウーゴの記録ですので、すべての猫ちゃんに当てはまるものではありません。実際の猫ちゃんのトリミングについては、専門家のご意見を参考にしてくださいね。
<肉球周りのトリミング>
長毛種のゾーイはもちろんのこと、短毛種だけれど毛が厚いウーゴも、ゾーイほど頻繁ではないものの、毛が飛び出してきます。だから、手足の肉球はこまめにチェックして、伸びてきたタイミングでバリカンをします。大体1ヶ月に一回程度でしょうか。ウーゴはそれよりも短く、2ヶ月に一回くらいです。
使うバリカンは小型犬・猫用の小さいものです。バリカン幅は2cm程度です。以前は幅4cmほどのものを使っていましたが、やはりこれだと大きい。小さいバリカンの方が短時間で済むし、短くできます。
音に敏感な子のために、静音設計になっているものもあります。静音設計とは言っても、ブイ~ンという音はします。幸い、二人ともこの音はそれほど気にならないよう。動物用ハサミも持っていますが、結構鋭く、肉球まで切ってしまう危険があるため、我が家では肉球周りのトリミングには使っていません。
インターネットでバリカンのしかたを見ると、四足で立たせて人間が横に立ち、腕を後ろに曲げさせ、バリカンをしています。足も同じく、後ろへ伸ばして。ですが、我が家ではトリミングサロンのように首輪などでの保定ができないし、急に逃げたり動かれたりすると怖いので、ママは、ママと同じ方を見るように膝の上に座らせて、手や足を上げさせてママが肉球を覗き込むような体勢でやっています。
小型のバリカンなら指の間に入りこむので、指を広げなくても刈ることができます。指と指の間や指と手のひらの間を、上から下へ、下から上へとやっていきます。短く刈り込むことはできないし、ましてや正しいやり方ではないと思いますが、ママは素人なので、怪我させないことと刈ることを優先します。
バリカンの振動が楽しいのか、痛くないからいいのか、二人ともおとなしくバリカンをさせてくれます。たまに動いたり、「これなに~?」とバリカンを握ろうとしますが、そんなときはサッとバリカンを離します。ママはプロではないので、多少不揃いでも気にしません。ゾーイとウーゴも気にしていない様子。こまめにやればいいので、一度に刈り込もうとせず、肉球がちゃんと見えて「これなら滑らないな」と思ったらよしとしています。
一度、肛門周りの毛を刈るために、猫もやってくれるというトリミングサロンへ行ったことがありました。ゾーイは「あたしこれから何されるの?」と恐怖の表情でガラス越しにこちらを見ていて、ママがちょっとガラス窓から離れたらトリミング台から飛び降りてしまいました。きっと置いていかれると思って恐ろしくなったのでしょう。そんなゾーイがかわいそうで、それ以来自分でできることはやってあげようと思いました。だから、そこへ連れて行ってまた怖い思いをさせるくらいなら、多少不揃いでもママがやってあげたいと思うんです。
でも、ママの床屋さんの仕上がりは・・・。手を甲側からかざしてみると、毛が飛び出しています。これは爪の側面からアプローチしないと刈ることができない場所です。う~ん、ちょっと不格好だけど・・・。肉球が見えているからいいか。
終わった後は、ブラシで刃の毛を取り除いてシェーバー用オイルをさして、余分なオイルをふき取っておしまいです。毎回やるのはちょっと面倒だけれど、バリカンを長持ちさせるため、このお手入れは欠かしません。
このバリカンは、ゾーイの肛門周りの毛を刈るのにも重宝しています。ゾーイは、気を付けていても、時々ウンチが尻尾についてしまうことがあります。そうしたとき、我が家ではついてしまった部分の毛を動物用はさみで切ってしまっているのですが、肛門付近ははさみでは危ないので、まずは猫用ボディタオルで拭き、さっとバリカンですっきりさせます。
肛門周りをバリカンするのは、ウンチがついてしまうのを防ぐ効果もあります。ゾーイは、大体3ヶ月に一回程度、肛門周りのバリカンをします。毛が伸びてくるまではウンチがつくこともなく、せいせい過ごしています。ウンチが柔らかめの時にも肛門周りが汚れず、快適そうです。くれぐれも肛門や性器を傷つけないよう、気を付けてバリカンをします。
これまで、ブラッシング方法、歯磨き、耳掃除、爪切り、お風呂と、お手入れ方法を紹介してきました。猫のお手入れも、しようと思えばたくさんすることがあります。ヘタでもいいので、二人が健康に、快適にいられるように、できることを続けていければなと思っています。