エッセイ、小説など

ゾーイとウーゴの成長日記

イギリスの家庭はこんな感じ~「ソフィーと黒ネコ」の紹介

「女牧場マン」になるのが夢な女の子、ソフィー。それを言うなら、「牧場ウーマン」なのでは?というツッコミは置いておいて、ある日、黒ネコを飼い始めます。男勝りなソフィーの日々と黒ネコトムの毎日が楽しく過ぎ去っていきます。最後にはおっとびっくりしてしまう「どんでん返し」も。
エッセイ、小説など

珠玉の猫作品アンソロジー~「作家と猫」の紹介

昭和から現代の作家・漫画家・イラストレーターなど文筆家と言われる人たちにより書かれたエッセイや漫画を収録したアンソロジー「作家と猫」の紹介です。開高健は、猫の無垢なところが人間の傷を癒やすと言いました。寺山修司は、猫は「この世で一番小さな月を二つ持っている」。作家たちが技術を尽くして猫の場らしさを語ります。
エッセイ、小説など

「猫さん」は家族?家の主人?~『なぜ、猫とつきあうのか』の紹介

パパが、詩人で批評家の吉本隆明の猫との生活を、この本から読み取ってみた。野良猫、半野良猫、家猫といった今では死語になりつつある猫のあり方から、現在の猫と人間のあり方への示唆を含んだ内容を紹介。猫の病気、猫の死、地域猫、家族としての猫といった話題を扱っている。
エッセイ、小説など

猫の掟は守るべし~「猫の紳士の物語」の紹介

紳士猫で猫の掟に従って行動する「毛皮の人」は、常住して「身を固める」ために、理想的なハウスキーパーを見つけようとするうち、「猫の言葉」を理解するご夫人と出会います。尊厳、慎み、自由とは何か、愛する、愛されるとは何か、猫目線のストーリーに、大切なものが隠されています。
エッセイ、小説など

猫を嫌いな人も読んで!~「猫が歩いた近現代」の紹介

「猫と人のかかわりをひもとき、現在の分断の中で様々な価値観を持つ人々がどう共生するかのヒントとしたい」と、日本の明治時代以降に焦点を当てて、猫の歴史を紹介しています。もし戦争が起こって猫を供出しなければならないとなったら・・・、つくづく、「猫はかわいがるもの、かわいいもの」という猫観の現代に生きているのは、幸せなのだと思います。
エッセイ、小説など

三千世界の猫たちに感謝~「ネコ族の夜咄」の紹介

猫が大好きで、ネコ飼いさんの3人が、夜な夜な集まって猫談義をしている、という「ネコ族の夜咄」の紹介です。猫との出会い、暮らし、別れを通して「失ったものは、飼い主の血肉となって生き生きと息づいている」ということを、三者三様に語ります。猫を語るということは結局自分を語るということ。自分だったら面映ゆいですが、猫愛を再確認できた本です。
エッセイ、小説など

全国の小学生、頑張れ!~「ねことバイオリン」の紹介

児童向けのお話「ねことバイオリン」は、男の子が、片目の猫の助けを借りて困難を乗り越えていく物語。最後には、二人は「もう、きっても きれない ともだち」になります。表紙には、「ひとりで よみましょう」。子どもが、習いたての漢字を思い出しながら一文字ずつ追って読んでいく姿を想像すると、「頑張れ!」って思います。
エッセイ、小説など

猫についてもっとよく知ろう~「ネコの博物図鑑」の紹介

猫の体のつくりや生態、社会学的な観点から猫について紹介している「ネコの博物図鑑」、多頭飼いの始め方や猫の問題行動の解決策ほか猫の現代病ともいえる認知症についても紹介されていて、一般に猫を飼っている家庭が必要としている知識が網羅されています。一冊手元に置いておくと安心な本です。
エッセイ、小説など

猫ってどんな子?~「猫の世界史」の紹介

猫ほど毀誉褒貶の激しい生き物はいません。歴史的に、猫は神格化されたり悪魔の使いになったり、人間によっていろいろな「幻影」をまとわされてきました。猫って、本当などんな存在なのでしょうか?猫の未来は、どんなものなのでしょうか?この本は、美術作品や文学を通して、猫がどのような存在だったのかを解き明かす「知の冒険」です。
エッセイ、小説など

すべての猫語学習者に最適! ボール・ギャリコ『猫語のノート』

ポール・ギャリコ著『猫語のノート』の紹介。このブログ「ゾーイとウーゴとパパとママ」のパパが、パパの猫との関わりをからめて、本の内容を紹介しようとするはじめての試み。もし「猫語」を知ったなら、私たち人間はどうするだろうか。ともあれ、この本を、すべての猫の気持ちを知りたいと真剣に願う人々にお薦めしたい。
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