猫の物語

エッセイ、小説など

猫を嫌いな人も読んで!~「猫が歩いた近現代」の紹介

「猫と人のかかわりをひもとき、現在の分断の中で様々な価値観を持つ人々がどう共生するかのヒントとしたい」と、日本の明治時代以降に焦点を当てて、猫の歴史を紹介しています。もし戦争が起こって猫を供出しなければならないとなったら・・・、つくづく、「猫はかわいがるもの、かわいいもの」という猫観の現代に生きているのは、幸せなのだと思います。
映画・ドラマ

猫は守る、でも人は斬らぬ~「猫侍」の紹介

映画「猫侍」は、主演の北村一輝さんと「あなごちゃん」という役者猫さんが一時期話題になりましたよね。元加賀藩士の浪人斑目が、ふとしたことから犬派対猫派のヤクザの抗争に巻き込まれてしまい、猫を斬るよう頼まれました。本当に斬ってしまうのでしょうか?あなごちゃんの演技も、売れっ子役者猫らしい風格が漂います。
エッセイ、小説など

三千世界の猫たちに感謝~「ネコ族の夜咄」の紹介

猫が大好きで、ネコ飼いさんの3人が、夜な夜な集まって猫談義をしている、という「ネコ族の夜咄」の紹介です。猫との出会い、暮らし、別れを通して「失ったものは、飼い主の血肉となって生き生きと息づいている」ということを、三者三様に語ります。猫を語るということは結局自分を語るということ。自分だったら面映ゆいですが、猫愛を再確認できた本です。
絵本・漫画・写真集

猫との日常を楽しもう~「ウィリアムのこねこ」の紹介

4歳のウィリアムは、子猫を見つけます。でも、すでに3人も、飼い主だと名乗り出た人がいたのです。子猫は誰のものになるんでしょう?何気ない日常に起きた、ウィリアムと子猫との出会い。二人を取り巻く大人たちとの交流。優しさが詰まっています。
エッセイ、小説など

全国の小学生、頑張れ!~「ねことバイオリン」の紹介

児童向けのお話「ねことバイオリン」は、男の子が、片目の猫の助けを借りて困難を乗り越えていく物語。最後には、二人は「もう、きっても きれない ともだち」になります。表紙には、「ひとりで よみましょう」。子どもが、習いたての漢字を思い出しながら一文字ずつ追って読んでいく姿を想像すると、「頑張れ!」って思います。
エッセイ、小説など

猫についてもっとよく知ろう~「ネコの博物図鑑」の紹介

猫の体のつくりや生態、社会学的な観点から猫について紹介している「ネコの博物図鑑」、多頭飼いの始め方や猫の問題行動の解決策ほか猫の現代病ともいえる認知症についても紹介されていて、一般に猫を飼っている家庭が必要としている知識が網羅されています。一冊手元に置いておくと安心な本です。
映画・ドラマ

男の子は、こうして成長するんだね~「ルドルフとイッパイアッテナ」の紹介

遠くまで来てしまったルドルフ。大好きなリエちゃんのもとへどうしても帰りたいルドルフは、「イッパイアッテナ」の力を借りて、生きるすべを身につけます。でも、しょっぱいどんでん返しが・・・。「かけがえのないもの」について、強烈なパンチが飛んできます。ママはここで涙腺崩壊。かわいい黒猫が繰り広げる、運命の深淵を見つめるこの映画、おススメです。
エッセイ、小説など

猫ってどんな子?~「猫の世界史」の紹介

猫ほど毀誉褒貶の激しい生き物はいません。歴史的に、猫は神格化されたり悪魔の使いになったり、人間によっていろいろな「幻影」をまとわされてきました。猫って、本当などんな存在なのでしょうか?猫の未来は、どんなものなのでしょうか?この本は、美術作品や文学を通して、猫がどのような存在だったのかを解き明かす「知の冒険」です。
映画・ドラマ

「心のメンテ」をしよう!~「レンタネコ」の紹介

さみしいときに、猫、借りませんか?忙しい毎日を一旦止めて、ゆったり過ごしてみませんか?荻上直子監督の映画は、「ゆっくりやっても大切なものは手に入るよ」といつも語りかけてくれます。猫は、心の中の寂しい穴を埋めてくれます。忙しいけれど、繰り返される毎日にちょっと飽きた人は、この映画の世界にどっぷりとつかってみてはいかが?大切なものが手に入るかも。
絵本・漫画・写真集

ぼくはあくまでぼくでいたかったんだ~「猫と女とモンパルナス 藤田嗣治」の紹介

藤田嗣治は、自画像、裸婦像、少女、宗教画が有名ですが、猫の絵も多く残しています。細い線で描かれ、藤田特有の魅惑的な「白」が加減して描かれている少女像や裸婦像に比べ、猫の絵はどことなく日本画の技法を取り入れているよう。ぜひ見比べてみてください。
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