猫の物語

余命宣告された青年が、悪魔と取引をします。「世界から一つだけ消すことができれば、寿命を延ばすことができる」青年は、電話、映画・・・と消していき、一日ずつ寿命を延ばします。でも、大切なものが、一つ一つなくなっていきます。「猫」に象徴される、「ただそこにあるもの」がとても尊いということを切なく表現している映画です。

イギリスで薬物中毒と路上生活から立ち直った男性の実話に基づく映画「ボブという名の猫　幸せのハイタッチ」の紹介です。「希望」とは、輝かしい未来に期待を膨らませて、というものではなく、本当は最後にたった一つ残ったものなのかもしれません。主人公ジェームズにとっては、猫の存在が「一本の希望の弦」なんです。

人付き合いが苦手なタクシー運転手、間瀬垣勤が、偶然出会った猫「御子神さん」と「こむぎ」を家族に迎え入れ、「ねこタクシー」開業のために奔走します。そんな間瀬垣が、猫を通して自分に気づき、自己実現していくお話です。この映画で、「ただそこにいる」ゾーイとウーゴが、改めてとても愛おしくなりました。

「猫はワルじゃない」を証明する記事第二弾。怒りんぼの子猫、フーシカは、なかなかみんなと仲良くなれません。あれ？「いい猫」じゃないの？そんなことはありません。フーシカは、おじいさんの危機を、とても心優しい方法で助けます。感涙もののこの絵本、小さいお子さんがいるお母さんにもぜひ、お子さんと一緒に読んでもらいたいと思っています。

猫が悪の権化として描かれている映画「キャッツ＆ドッグス」に不満を持つ猫飼いさん、猫好きさんに、この絵本を読んでもらいたいと思います。優雅で上品なたたずまいで描かれている白猫は、王様の命令を持ってきた王子を正々堂々と助けます。ストーリーの持つ神秘性を存分に表現したこの絵本は、大人でも十分楽しめます。それと、猫は「ワル」じゃありません（笑）。

猫族の侵略から人間を守るために、犬の秘密組織がMr.ティングルズ率いるネコの秘密組織と戦いを繰り広げます。「猫＝悪、犬＝善」が明確に描かれていて、猫好きのママはちょっと不満ですが、明るくてテンポがよく、楽しい映画です。猫は一生懸命「侵略」しているのに、人間にとってもかわいがられているとことも、笑ってしまいます。

ポール・ギャリコ著『猫語のノート』の紹介。このブログ「ゾーイとウーゴとパパとママ」のパパが、パパの猫との関わりをからめて、本の内容を紹介しようとするはじめての試み。もし「猫語」を知ったなら、私たち人間はどうするだろうか。ともあれ、この本を、すべての猫の気持ちを知りたいと真剣に願う人々にお薦めしたい。

岩合光昭さんの写真集「ネコライオン」は、猫とライオンを上手に対比していて、同じところや違うところに、たくさん気付くことができます。猫は幼形成熟と言われ、大人になっても子どもの頃のあどけなさを残しています。そこが「かわいい」と認識されるところです。ライオンはそういったところがないのですが、おっちょこちょいなところもあり、笑ってしまいます。

「癒やしネコ」とは、「頑張っているすべての人にささげる　元気が出るネコ本です」。ママは、これまでの人生で自分と向き合って思索を続け、最後にたった一つ残ったものが「愛」でした。そんなママの胸には、「素直」という言葉が響きます。素直になるって、大切だよね。一年の初めという節目の時期に、「癒やしネコ」で思っていることを心の中で整理しました。

ピーターは、事故がきっかけで猫になってしまった男の子。猫のジェニィと出会い、猫としての行儀作法を教えてもらいながら、一緒に暮らしていきます。人間嫌いだったジェニィは、ピーターを通して、人間への警戒を解いていきます。愛する者への愛情は、時に反目するときもあります。愛とは何かを考えさせられる「大人の童話」です。