こんにちは、ママです。前回の記事では、「決定版 猫と一緒に生き残る防災BOOK」の紹介をしました。今回は、我が家で実際にそろえている災害用品を紹介します。猫のものは以前しっかりそろえたのですが、人間のものはほとんど手付かず(汗)。こちらも急いで揃えないと。この記事が、これから災害用品をそろえるネコ飼いさんのお役に立ちますように。
この記事の写真を撮るために棚卸をしたのですが、これでいいのかな?と不安になりました。改めて「決定版 猫と一緒に生き残る防災BOOK」を見たところ、あらかたこれでいいようです。でも、前回の記事に載せた自治体のサイトも参考にしながら、足りないものを追々チェックしていこうと思います。
我が家では、洪水よりも地震のリスクがあるのですが、災害が起きたら在宅避難もしくは庭にテントを張っての避難と決めています。そのため、この記事以降で紹介する災害用品は、避難所での生活を前提としていません。この記事で紹介するほとんどのものが避難所でも必要になると思いますが、個別にはそれぞれの事情に合わせて考えていただけると幸いです。
ごはん・おやつ・お皿
ゾーイとウーゴは下部尿路にリスクがあり、療法食を食べています。そのため、いつも食べているごはんの確保は災害時でも必須です。我が家では、普段はチキン味とフィッシュ味の二種類のカリカリをフードストッカーに入れています。非常時のごはんは、ローリングストック法で、未開封のカリカリを非常用持ち出し袋に入れ、フードストッカーのものがなくなったらそこから補充することで、確保しています。
ちなみに、二人はチキン味もフィッシュ味も好きなのですが、定期的にブームがあり、どちらかと言えばチキン味がブームになるときが多くあります。そこで、未開封のごはんには、非常時に食べやすいように、二人がどちらかと言えば好みであるチキン味を選んでいます。写真を撮るためにテーブルに載せて、と。あっ、早速ゾーイとウーゴが様子を見に来た!開封したてのごはんはいい匂いだから、ごはんの袋は覚えているんです。テーブルからどいてもらって撮影会再開です。
災害時にごはんを食べなくなると困るので、少しでも食べてもらうように、大好きな「ちゅ~る」も忘れずに用意します。おやつとして食べてリラックスしてもらうか、カリカリの上にかけるかしようと思います。これも、ローリングストック法を使います。普段のところに常備しているものがなくなったら、これを普段のところに持っていき、新しい「ちゅ~る」を買っています。
ごはん・お水のお皿は、落としても割れないステンレス製。いつも使っているのは陶器でできていて、一度落としてしまったことがあるのですが、ヒビ一つ入らなかった優秀なものです。でも、災害時は別。いつものもので安心させてあげたいけれど、万が一割れて使えなくなったり、かけらでけがをしても困ります。ステンレス製ならば、使用後にウェットティッシュでふいたりして、水を使わずにきれいにすることもできます。
また、普段の飲み水は自動給水器であげているのですが、電気で動くものなので、災害時はもちろん使えません。そういったときにも、ステンレスのお皿は役に立ちます。以前、ほんの短期間だけ、ゾーイにステンレス製のお皿で水をあげていたのですが、お皿に写るゾーイの顔、ほっぺがむっちりしていてかわいかったんだよな。災害時に二人がこれでお水を飲んだら、パパとママは少しは癒されるかしら?
水・ペット情報カード
災害時のお水の確保も、大切なことです。ゾーイとウーゴには、普段は浄水器の水を自動給水機に入れてあげています。自動給水器にもマグネシウムとカリウムを除去するフィルターがついているので、二人が飲むお水はほとんどミネラルが含まれていません。災害時にもできるだけ近い条件のお水をあげたいけれど、どうしたらいいのかと考えていました。
我が家では、パパの好みも軟水だし、軟水なら一般的に猫にあげても問題がないので、共用しようかしら、でも、ゾーイとウーゴの下部尿路の問題にも大丈夫かしら、と、ずっと悩んでいたのです。
そんな時、ペットショップで「ペットの健康を考えたお水」というのを見つけました。ミネラルが全く含まれていない、硬度ゼロのお水です。ためしに一本買って二人にあげたところ、問題なく飲んでくれたので、これに決定。2Lと500mlのボトルがあるのですが、夏場に災害が起きた時には500mlの方が使い勝手がいいと思い、500mlのボトルが24本入ったケースを買いました。
こちらも、ローリングストック法で、賞味期限が近付いてきたら自動給水機に投入し、新しいケースを買い置きしています。買い替えの時期には捨てるペットボトルがたくさん出て大変ですが、何よりも、二人が飲んでくれるのは、本当に助かります。これで、災害時に命をつなぐ最低限のものはクリアできました。
ペット情報カードは、「決定版 猫と一緒に生き残る防災BOOK」を参考に、猫の名前、性別、生年月日と年齢、種類、飼い主の連絡先、健康状態、かかりつけ動物病院の連絡先を書き、全体の写真、顔の写真、家族写真を載せています。ゾーイとウーゴには当てはまりませんが、継続的に投薬をしている猫ちゃんは、お薬の名前と頻度・分量も書いたほうがいいようです。連絡先には住所と電話番号、携帯番号を載せます。
文字情報は、大きめのフォントのゴシック体で見やすいようにしてあります。写真は、カメラ屋さんでプリントすると見やすくなりますが、我が家ではプリンターの印刷でよしとしています。その代わり、二人の特徴がはっきりわかる写真を選んでいます。「決定版 猫と一緒に生き残る防災BOOK」には、万が一迷子になった場合に使えるよう、チラシも用意しておいた方がいいとありました。これも早めに用意しないと。
ここまで、最低限必要なもの―ごはん、おやつ、お水、ペット情報カード―について紹介しました。次回の記事では引き続き、携帯トイレ・ソフトケージ・キャリーケース、洗濯ネット・首輪・迷子札・ハーネスについて紹介していきます。